【新唐人2013年06月15日付ニュース】ニューヨークタイムズの元契約カメラマンで、馬三家強制労働収容所の実態を暴いたドキュメンタリー映画を製作した杜斌さんが、5月31日から行方不明になっています。妹の杜継榮さんが13日、新唐人の取材の際、杜斌さんが北京の警察当局に刑事拘留されていることを明かしました。一方、家族には当局から拘留通知書は届いていないそうです。
妹の杜継榮さんによると、人権活動家・胡佳さんと共に北京市豊台区右安門派出所に兄の行方不明を届け出た際、杜斌さんがすでに刑事拘留されていることを知らされたそうです。
杜斌氏の妹 杜継榮さん
「今日 右安門派出所に事件の届出に行ったとき、警察に『杜斌は国保大隊に刑事拘留されている通知書は届いていないか』と言われました。2週間も経っているので、届いているはずがありません」
杜継榮さんは北京の人権派弁護士浦志強弁護士と周沢弁護士にこの事件の代理を依頼しているそうです。
北京人権活動家 胡佳さん
「杜斌さんの妹を連れて、弁護士と契約をしているところです」
杜斌氏の妹 杜継榮さん
「胡佳さんも不安なので、弁護士を探してくれました。弁護士に兄の面会をお願いしました。兄の状況がわからないので、皆 心配しています」
記者
「お兄さんに罪があると思いますか」
杜斌氏の妹 杜継榮さん
「兄に罪はありません。兄は正義を貫く人です。(中共)は道理に則るべきです。何事でもすぐ暴力を使うべきではありません。兄の釈放を呼びかけます。なぜ私たちを迫害するのでしょうか」
杜斌さんが拘束されたのは、5月に発表したドキュメンタリー映画「鬼の頭上の女性」と天安門事件を描いた新書が中国当局によってタブーとされている“法輪功”と“天安門事件”に触れたからだとみられます。杜継榮さんは、兄の勇気にいたく感心しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/14/a914067.html (中国語)
(翻訳/杜 編集/佐藤・坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)